白内障は再発する?
診察をする中で患者さんから頂く質問に
「白内障って再発するの?」
「白内障手術をした後にまた見えづらくなる事はあるの?」
など、白内障の再発を心配するものがあります。
そこで、今回は白内障の再発について眼科専門医の立場からお伝えしたいと思います。
■そもそも白内障とは?
白内障とはレンズの役割を果たしている水晶体が、加齢などの理由で濁る事で光が通りづらくなって見えづらくなる病気です。
「見えづらくなった」「かすんで見える」「眼鏡をかけても見えづらい・眼鏡が合わない」という症状を感じます。濁った水晶体で光が乱反射してまぶしく感じる事もあります。
白内障についてさらに詳しくはこちらもご覧ください。
白内障
■手術後、再発はするの?
白内障が手術後に再発する事はありません。
ただし、「後発白内障」という別の病気で見えづらくなる可能性はあります。
少し詳しく説明しますと、白内障手術では濁った水晶体を取り除き、眼内レンズに置き換えます。その時水晶体を包んでいる袋(水晶体嚢)は残しておき、そこにレンズを設置します。
この袋(水晶体嚢)は本来透明なものなのですが、水晶体上皮細胞がこの袋の上で増えてくるために濁ってしまう事があります。これを「後発白内障」と言います。
濁りが出てくると光が通りづらくなり、目の前にすりガラスが1枚ある様な状態になるため見えづらくなります。
手術後に数年かけてゆっくり濁りが出てくるため、白内障手術後に定期通院が必要な理由の一つになります。
■後発白内障って治るの?
後発白内障は日帰りのレーザー治療で治ります。
レーザー治療そのものは5分程度で、痛みもなく、当日に帰宅できます。
濁ってしまった袋の一部をレーザーで目の中に衝撃波を加えることで、濁りを脇にどかす処置をします。光の通り道に濁りが無くなるので、再びよく見えるようになります。一度治療すると、濁りが発生してくる袋自体が無くなるため、後発白内障の再発はほとんどありません。
この後発白内障は手術後の5年間で約20%の方に発症すると言われており、予防する方法はありません。ただし、レーザー治療で改善できますので、過度に恐れる必要は無く、白内障手術後に見えづらく感じたら早めに眼科を受診するようにしましょう。
当院でもレーザー治療を実施していますので、お気軽にご相談ください。
後発白内障に限らず、白内障の手術に関してもお気軽にご相談ください。



